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なちゅは岩手ピース












私たちは、目の前にいる人全てが、「物」のように扱われてはならないと、「人に優しいケア、人を人として大切にできるケア」を広め、安心して快適に生活できる地域を目指し、基本理念を掲げ活動しています。基本理念の頭文字を縦に読むと「PEROWNE=ぺろ~ん」になります。ケアする時の「手」が、人(対象者)に与える印象は強く、やさしい温もりのある「手」によって触れることで、安心してもらえるのではないか?という願いを込め、合言葉にしています。

私たちは、そんな強い思いと共に『楽しく!!』をモットーに活動しています。



<ピース紹介>

私たちは、2014年に代表理事である下元先生のご講演がきっかけで、2016.12月にメンバー10名で「なちゅは気仙(岩手)」を発足させました。「人にやさしいケア、人の自然な動きをサポートする」方法の練習を積み重ね、地元で小さな勉強会や研修会をさせていただくまでになりました。その当時は、下写真のように、背中にはマジックテープにポイントを書き、手作り感丸出しで頑張っていました。


「気仙」とは、岩手県の沿岸南部に位置する大船渡市・陸前高田市・住田町の2市1町一帯を「気仙(地域・地区)」と呼ぶことから、この地域の発展のために「なちゅは気仙」として活動しています。よく、気仙沼と間違われますが、私たちの拠点は「陸前高田」です。人口2万程の過疎地域である陸前高田の知名度を上げたのは、「3.11東日本大震災」であることは間違いありません。「奇跡の一本松」「たかたのゆめちゃん(ゆるキャラ2020グランプリ)」も有名になりました。


明日があるなんて分からない…。

だからこそ、「この瞬間」を大事にしたい!

いのちの尊さを実感し、「人として」という言葉の意味が分かった気がする。

目の前にいる人全てが「大切な人」モノのように扱われてはならないと、

一人でも多く伝えたい。

下元先生と出会い。

なちゅはの仲間となり。

私たちの大切にしている想いを背負い込み活動している。

少しずつ同じ思いを持つ心強い仲間達が集まってきた。

ここから始まる、なちゅは岩手!

 これは、発足当初に用いた岩手ピースの紹介文です。時代の流れに伴い、近年では、社会問題として大きく取り上げられている、「ケアする者の腰痛対策」に資する活動が主となっておりますが、「人に優しいケア、人を人として大切にできるケア」実現には、ケアする者の健康を保障していくことは不可欠です。

 岩手ピース最大の強みは、多種多様なメンバー(PT:1、OT:3、Ns:1、CW:8、事務:1、福祉用具専門相談員:3)で構成されており、チーム内のコミュニケーションが活発で、相互理解を深めながら、お互いを自発的にサポートし合えることにあります。

 なちゅは岩手は、住み慣れた地域(地元)の発展を第一に、東北唯一のピースとして、小さな田舎町から精一杯の発信を続けていきたいと思っております。


<主な活動>

★他施設への出前講座&他団体主催セミナーへの講師派遣












↑宮城WOCNセミナー(2019:仙台市)       ↑介護従事者研修会(2019:宮古市)












↑一戸病院院内・院外合同褥瘡研修会        ↑社会福祉施設等従事者研修会

(2019:一戸町)                (2019:陸前高田市)












↑「福祉用具の日」イベント         ↑日本褥瘡学会東北地方会ハンズオンセミナー

(2017:仙台市)              (2019:山形市)


主催者と相談した上で、1台のベッドを参加者が囲む「講義型」で多くの参加者へ情報発信する場合と、実際にベッドで体感しながら行う「実践型」にも対応しております。


★定例ミーティング












↑なちゅは気仙初「WEBミーティング」       ↑通常「集合形式」によるもの

 コロナ前には、3月に一度「目的共有」「目標設定」「自施設での取り組み発表」「困難事例検討」等について意見交換しました。コロナ禍にあり、WEBミーティングにも挑戦。


★タスク練習会












↑新たな用具を使ってみる機会           ↑メンバーの技術チェック

活動に際し、協力していただいているメーカーさんの用具を実際に使い、体感する機会になっています。また、メンバー同士で動作練習する場ではあるが、抜き打ちで行う「技術チェック」は、再確認の場になり好評です。


★定期練習会(現在休止中2020~)












↑マンツーマン指導も可              ↑参加者毎の要望に応じる練習会

自由に参加できる練習会では、参加される方が「学びたい内容」を練習する場だったため、地元以外に片道1時間をかけて継続参加する方、実際に在宅介護されている一般住民の方にも足を運んで頂けるなど大好評です。


★各種イベントへの参加












↑ウェルフェアタウンフェス(2018年:仙台市)  ↑気仙活き活きライフフェア(2017年~)

 依頼があればどこへでも。2017年から地元地域で催される福祉機器展(上右写真)にもブースを構えさせていただき、住民の方々の相談に実演交じりで対応いたしました。


★普及啓発活動











↑無理のない在宅介護講話(2017年)        ↑介護教室で福祉用具体験(2018年)













↑中学校での介護の職場説明会   ↑市の広報誌での発信

 高齢化率40%を超え、老々介護や単身世帯が多い当地域においては、一般住民の方々への発信はある意味での「介護予防」と捉え、積極的に発信しております。また、介護に対するイメージをアップさせ、将来の担い手たちへ最新のケア事情を伝えました。


<活動実績>

・岩手県社会福祉施設等従事者研修会(2016年~2019年、年2回:陸前高田市)

・宮城WOCNセミナー(2016年、2019年:宮城県仙台市)

・特別養護老人ホーム「すみた荘」職員研修会(2017年:住田町)

・住田町老人クラブ連合会講習会(2017年:住田町)

・「福祉用具の日」記念イベント(2017年:宮城県仙台市)

・栗原市地域包括ケア研修会(2018年:宮城県栗原市)

・大船渡市地域介護教室(2018年:大船渡市)

・日本褥瘡学会在宅褥瘡セミナー(2018年、2019年

・ウェルフェアタウンフェス(2018年:宮城県仙台市)

・日本褥瘡学会東北地方会ハンズオンセミナー(2018年、2019年:山形県山形市、盛岡市)   

・宮古市介護サービス従事者研修会(2019年:宮古市)

・東北床ずれセミナー(2019:陸前高田市)

・障がい者支援施設職員研修会(2019年:大槌町)

・岩手県小規模介護事業所合同研修会(2019年:陸前高田市)

・岩手県立一戸病院院内院外合同褥瘡研修会(2019年:一戸町)

・障がい者支援施設「四季の郷」職員研修会(2019年:大槌町)

・介護老人保健施設「やまゆりの里」職員研修会(2019年:遠野市)

・青森県社会福祉協議会スキルアップ研修会(2019年:青森県青森市)

・陸前高田市地域包括ケアフォーラム(2019年:陸前高田市)

・大船渡市立大船渡中学校就職説明会(2020年:大船渡市)

・岩手県理学療法士会WEB研修「腰痛予防マネジメント」(2021年:WEB開催)













↑いつも参加者の皆さんと大盛り上がり       ↑新たな活動「ピース間交流」


 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、大勢で盛り上がりながらの集合研修だけでなく、接触するリスクから練習会すら開催できない状況にあり、今まで継続的に参加してくださった方々、興味を示して参加を予定されていた方々には、大変ご迷惑をおかけしております。また、皆様と一緒に「楽しく」「笑顔で」共に学び合える日が来ることを願っております。

日本中で「新たな生活様式」が定着しつつあり、なちゅは気仙も「新たな活動様式」を模索していきます。実は、コロナ禍で「新たに」実践したことがあります。それは、他のピースとの情報交換です。ナチュラルハートフルネットワークは、同じ想いをもつ「仲間」のネットワークです。是非、全国各地で活動されている「仲間同士」、更には、私たちと共に「人としてあたり前にくらすことのできる岩手」にするために活動したい方、なちゅは気仙とつながりましょう!


問い合わせ先:nhcn.iwate@gmail.com  なちゅは気仙 代表:斎藤真由美

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